息子が持ってきた学校のプリントで気付く
プールの季節到来!
この時期になると、多くのママから相談を受けます。
「うちの子、水が嫌いで」
「授業どうしようかって家でもお風呂で顔つけやらせているんですが」
「大丈夫、出来る、怖いを克服するいい機会だよって言っても全然ダメで・・・」
全部、今すぐ止めてくださーい^ ^
なぜならママが言う「嫌い」の影響は大きいし、
自宅でまで顔つけなんて苦痛でしかないし、
怖いのに「大丈夫」なんて「大丈夫じゃないわ!」の反発心しか生まれないし、
いい機会と言われて頭で理解して出来る子はとっくに泳げている訳です。
22年スイミング指導してきた私からしたら当たり前です。
大人も子供も、水が嫌いな人からしたら生きるか死ぬか位なんです。
水が嫌いになった理由が必ずあり、それって相当な恐怖だそうです。
まずは「出来るよ!」ではなく、その気持ちをしっかりと受け入れてあげてください。
「出来るよ」「大丈夫」「捉え方を変えて克服のチャンス!」の声がけは、次のステップになってからです。
泳げない子がいた時に、捉え方を変えるのは子どもではなく親であり指導者だと思います。
必ず例に出すんですが、うちの子はベビーから私が教えていたので水への恐怖心がありません。
平気で飛び込むし、深いとこ行くし、「アホか、死ぬぞ!!!」で目が離せません。。。
それを考えたら、水への恐怖心って実は大切な事。
「なんで出来ないの」ではなく
「この子は心配なく授業を受けさせられるわ。」
「時間が掛かりそうだけど、安全に泳ぎをマスター出来る子。」
そんな風に捉え方を変えて接して見てください。
少しずつ不安の気持ちを汲み取ってあげる、これってペップトークの最初の『相手・事実の受け入れ』です。
汲み取ってあげたら、少しずつ捉え方と、して欲しい変換での言葉がけ。
ママの「出来るわよ」オーラが、実は子どもの心を「出来ないもん!」って逆に向かわせていることがなきにしもあらず。
それもママの愛なんですけどね、ちょっとアプローチを変えてみてください♡
そこ、学校の先生では難しいんです。
なぜなら私もここ数年、小学校の水泳指導の依頼を受けて指導に入っていますが、どんなに習熟別でも授業の多くは1対複数指導だから限界があります。
さぁ、ママの威力ここで発揮です!
ペップトークで、可能性にトライしてみてくださいね。
認定講演スピーカー・セミナーファシリテーター
大塚直美