今日のテーマは
【相手を伸ばす伝え方】
です。
コロナウィルスに関連して
大変な思いをされている方が
たくさんいらっしゃると思います。
そのお一人お一人に心よりお見舞い申し上げます。
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さて前回まで「欠点=自分のセールスポイント」
という事でとらえかた変換について書かせていただきましたが
今日はとらえかた変換のもう一つの視点
「あるもの承認」について書かせて下さい。
前回までの「とらえかた変換」では欠点と思っている部分も
裏を返せば自分のセールスポイントだったという事でした。
今日は欠点と思っているところはあるとしてそれは認める。
その上で、それ以外の良い部分素晴らしいところに目を向けてみましょうという考え方です。
欠点=欠けている
不満=思っているレベルを満たしていない
など日本語にはできていない部分を表す言葉が
多くあるように私たちの視点もどうしてもできていない部分、
欠けているところに目が向きがちです。
誰かを指導する立場の人にとって
相手に良くなってもらう為にはできていない部分を
見つけてあげる力は指導者として大切な能力といえます。
その能力に加えてそれの伝え方によって相手の受け止め方や
成長度合いが変わるとしたらどうでしょう?
相手の為により良い伝え方をしてあげたくなりませんか?
それが今日お伝えする「あるもの承認」という伝え方なのです。
あるもの承認ではできていない所の指摘の前に相手の良いところ
優れているところを伝えます。
その上でできていない部分、欠けているところを
「伸びしろ」「改善点」と捉えてそれを
克服する方法を指導する、一緒に考えるという伝え方です。
例えば野球の指導者であれば
「お前はどうしてそんなにエラーが多いんだ!
そんな事だと次の試合では使わないからな!」
選手を発奮させるための伝え方だと思うのですが
これだと今の時代「ハラスメント」と言われかねません。
それではこちらならどうでしょう?
「お前は打つのはピカ一だ。勝負強いしとても頼りになる。
走力もあるから機動的な野球ができる。
守備の面でも肩は強い。
あとエラーを減らす事ができたら完璧なんだ。
そこを克服するために今日は1日シートノック頑張ろう!」
このようなペップトーク的な伝え方で
伝えられたらどうでしょう?
前者の伝え方はハラスメントと言われてしまう恐れが
あることに加え、相手のモチベーションを下げてしまう
可能性も高いです。
(相手との間に強い信頼関係がある場合は前者の伝え方が
有効な場合もあります)
しかし、後者の伝え方でハラスメントと言われる可能性は
ありません。
また選手の「やってやろう!」という気持ち
《内発的動機づけ》にもつながります。
このように考えると後者のペップな伝え方がより良い伝え方と
言えるのではないでしょうか?
このような伝え方はスポーツの現場に限らず
ビジネスの現場や親子間にも使う事ができます。
あなたも是非ペップトークのあるもの承認で
相手の伸びしろを伝えてあげて下さい。
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今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。