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    相手を承認する言葉のかけかた

     

    今日のテーマは

     

    【相手を承認する言葉のかけかた】

     

    です。

     

    コロナウィルスに関連して

    大変な思いをされている方が

    たくさんいらっしゃると思います。

    そのお一人お一人に心よりお見舞い申し上げます。

     

    ………………………………………………………………………

     

    前回は

    「頑張ってない生徒、明らかに怠けてサボっている

    生徒などに頑張れと言うのはどうでしょうか?

     

    前提が頑張っている人というのがペップトークに

    多いと思いますが、なかなか現実はそうではなくて、

    中には頑張れない人が存在します。

     

    サボって頑張らない生徒に対して、

    いいところを探して褒めることは

    今のままでも良いのだと子供に

    思わせることにはなりませんか?

    ご教授いただけますと幸いです。」

     

    というご質問に対する1回目の回答として

    ペップトーク、ポストコンペティショントーク、

    モチベーショナルトークの違いと目的、目標の

    共有という内容を書かせていただきました。

     

    前々回のブログ

    前回のブログ 

     

     

    今日は

    2、承認と否定(承認のピラミッド)

    について書かせていただきますね。

     

     

    メルマガ中の僕の事例では学校に行かない娘を

    「サボっている」とみなして

    「(サボっているんだからもっと)頑張れ。」

    と声をかけていました。

     

     

    ところが本人としては「明日は行こう。」と

    思っていたり

    「このままではいけないから何とかしよう。

    どうしたらいいだろう。」と考えていたり、

    本人なりの努力をしていたのです。

     

     

    これをどのように捉えるのか?がポイントでした。

    学校に行っていないという状況は

    一般的に親の目から見ると、

    また他の子どもと比較すると

    「頑張っていない」と捉えることもできます。

     

    このように相手を捉えると

    「どうして?」

    「なんで?」

    といった相手を責める気持ちや

    怒りの感情に繋がりかねません。

    (実際僕はそうでした・・・)

     

     

     

    そこでペップトークには

    「承認のピラミッド」

    という考え方があります。

    よろしければ以下のブログも

    参考になさって下さい。

    https://www.peptalk.jp/difficult/

     

     

    承認のピラミッドとは人間を三段の

    ピラミッドてあらわした図です。

     

     

    一番下の段は『存在』で

    その人の存在そのもの、

    持っている夢、希望、想いなど。

    ニ段目はその人がとった『行動』

    三段目は行動した『結果』

     

     

    私たち協会ではこれら

    結果・行動・存在を否定する言葉がけを

    『プッペトーク』

    (ペップトークと反対の言葉がけ)

    承認する言葉がけを『ペップトーク』

    と呼んでいます。

     

     

    「このくらいの事もできないの?」

    「今日も学校行けてないじゃん」

    →結果の否定

     

    「そんなにだらだらしてたら

    まともな社会人になれるわけないやん。」

    「そんな練習してても無駄だよ。」

    →行動の否定

     

     

    「もう来なくていいよ。」

    「おまえはどうしようもないね。」

    →存在の否定

     

     

    このような言葉をかけられて

    「やる気が湧いてきた!」

    とはなりにくいと思いませんか?

     

     

    結果・行動・存在、どのレベルを否定する

    のも良くありませんが特に存在を

    否定するのは相手の心を深く傷つける

    ことになり、言葉の暴力にもなりかねません。

     

     

    僕が娘にかけていた言葉は全てのレベルを

    否定する言葉でした。

     

     

     

    逆に

    「よくやった!」「頑張ったね。」

    「今までできなかった〇〇ができたね。」

    →結果の承認

     

     

    「練習頑張ってるね。」

    「すごく集中できてるよ。」

    「準備が早いね。」

    →行動の承認

     

     

    「あなたが居てくれて嬉しい。」

    「ここに来てくれてありがとう。」

    「〇〇になりたいと思ってるんだね。

    素晴らしい!」

    →存在承認

     

     

    このように承認の言葉をかけられる

    ことにより相手の自己肯定感が高まり

    信頼関係を築く事にもつながります。

    承認の言葉があることで相手の改善点を

    指摘する言葉や向上、成長を促す言葉が

    入っていくと私たちは考えています。

     

     

     

    最後に相手を承認する最も簡単で

    効果的な言葉をお伝えさせて下さい。

     

     

    それは「ありがとう」です。

    結果が出たり、良い行動をしてくれたら

    当然「ありがとう」なのですが

    結果がでていなくても

    「〇〇してくれてありがとう。」

    行動できていなくても

    「いてくれてありがとう。」

    「そう思ってくれてありがとう。」

    「そう考えてくれてありがとう。」

    と伝えることができます。

     

     

    では「ありがとう」の反対の言葉は何だと

    思われますか?

     

     

     

    私たち協会ではそれは

    「あたりまえ」とお伝えしています。

     

     

    私たちは周りの色々なことに対してつい

    「あたりまえ」と思ってしまいがちです。

    「結果を出すのがあたりまえ。」

    「行動するのがあたりまえ。」

    「居てあたりまえ。」

    「そう考えるのがあたりまえ。」

    etc

     

     

    このような思考になってしまうと「あたりまえ」

    でなかった時に苛立ちや怒りの感情が湧いて

    きがちになります。

     

     

    「ありがとう」を漢字で書くと「有難う」です。

    私たちが「あたりまえ」と思っていることは

    本当は「有ることが難しい」と考えると

    結果をだしてくれて「ありがとう。」

    行動してくれて「ありがとう・」

    「いてくれてありがとう。」

    「そう思ってくれてありがとう。」

    と言いやすいと思うのです。

    いかがでしょうか?

     

     

     

    今日は承認のピラミッドと

    「ありがとう」と「あたりまえ」について

    お伝えさせていただきました。

     

     

    あなたの言葉は存在・行動・結果の

    どのレベルに対する言葉なのか?

    それは承認の言葉なのか否定の言葉なのか?

    考えていただくきっかけになれば嬉しいです。

     

     

    次回は

    3、やる気の引き出し方

    についてお伝えさせていただきます。

     

     

    今日も最後までお読み下さりありがとうございました。