今日のテーマは
【ただポジティブな言葉をかければ良いのか?】
です。
コロナウィルスに関連して
大変な思いをされている方が
たくさんいらっしゃると思います。
そのお一人お一人に心よりお見舞い申し上げます。
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ペップトークは
・ボジティ語(ポジティブな言葉)で
・相手の状況を受けとめ
・ゴールに向かった
・短くて分かりやすくて
・人をその気にさせる
・言葉がけ
を使い相手のやる気を引き出したり
持っている力を十分発揮してもらう事を目指しています。
では言葉がポジティブでさえあれば
相手のやる気を引き出したり
持っている力を十分発揮してもらう事が
できるのでしょうか?
私たちはそうは考えません。
例えば「頑張れ。」と言われて
「よし、頑張ろう!」と思えてそこから力が
発揮できたときと
「いや、もう無理だよ・・・。」とか
「もうほっといて!」
と思ってしまった経験はどなたにもあるのでは
ないでしょうか?
言葉自体は相手を応援するポジティブなものであっても
相手はそのように受け取ってくれない場合もあるのです。
その違いはどこにあるのか?
以前のメルマガでも「信頼関係の有無」が
大きな要因であることをお伝えさせていただきました。
では、その信頼関係を築くためにどのような関わり、
心構えが必要なのでしょうか?
そのヒントが前々回紹介させていただいた
日本におけるアドラー心理学の第一人者である
岩井俊憲先生の著書
「勇気づけの心理学」~金子書房~
58ページ~にあります。
そこには相手を勇気づけるために必要な事として
「相互尊敬・相互信頼」が必要とあります。
ペップトークをするためにもこの
「相互尊敬・相互信頼」は必須だと言えます。
以下同書59ページより
実際に相互尊敬・相互信頼の関係を築こうとする時、
次の心構えが必要です。
相互尊敬・相互信頼の関係を築くには、こちら側が
1、より早く尊敬・信頼する
2、より多く尊敬・信頼する
そうです。「より早く、より多く」なのです。
なぜなら、親と子、教師と生徒、上司と部下という
関係の場合、親・教師・上司に対して
子・ 生徒・部下の側の方が心理的に
劣勢の立場にいますからフィフティー・フィフティーや
同じタイミングでは釣り合いが取れないのです。
相対的に心理的に優勢の側が、
勇気づけをしようとする人が、
より早く、より多く尊敬・信頼してこそ
バランスが取れるのです。
いかがでしょうか?
ただポジティブな言葉をかけるのではなく
このような態度で接するからこそペップトークも
より相手に届きやすく、響きやすくなると
思うのです。
当然このような接し方や心構えは
一度きりで良いというものではありません。
普段から相互尊敬・相互信頼の「在り方」を
実践しペップトーク、勇気づけをしていきましょう!
今日ご紹介をさせていただいた
日本におけるアドラー心理学第一人者である
岩井俊憲先生とペップトーク普及協会の
岩崎由純代表理事によるオンラインコラボ講演会の
開催が予定されています。
その講演会のタイトル
「これってまるで兄弟!ペップトーク×アドラー心理学」
の通りとても共通点が多いペップトークとアドラー心理学。
講演会では
(1)ペップトーク、アドラー心理学それぞれの
第一人者から親和性の高い両者の基礎的な内容を
お伝えする。
(2)両者がまったく初めての人でも自分自身と、
関わりのある人を元気にする秘策が身につく。
(3)ペップトークをすでに学んでいる人は、
アドラー心理学の勇気づけで補完すると
その深みが増す。
(4)アドラー心理学の勇気づけをすでに学んでいる人は
ペップトークで補完すると、その広がりを増す。
という事を学ぶ事ができます。
詳細、お申込みはこちらよりお願い致します。
岩井先生が代表をされているヒューマンギルド様の
ホームページはこちらです。
ペップトークをもっと学んでみたいという方で
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今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。