僕は自分の子供が不登校から引きこもりになっていた時に
「なんで行かないんだ!」
「学校に行くのは当たり前だろう!」
「そんな当たり前の事がどうしてできないんだ!」
こんな言葉をかけていましたがこれでは良くなるはずもなく状況は悪くなるばかりでした。
ペットークにはペットークとプッペトークという概念があります。
ペットークは
・ポジティ語(ポジティブな言葉)で
・相手の状況を受けとめ
・ゴールに向かった
・短くて分かりやすくて
・人をその気にさせる
・言葉がけ
これと反対の
プッペトークは
・ネガティ語(ネガティブな言葉)で
・相手のためと言いながら
・ゴールは無視して
・延々と
・人のやる気をなくす
・説教命令
と定義しています。
この文章だけを読むとプッペトークは100%悪!
と思われるかもしれません。
しかし、ペップトーク普及協会では
ペップトークを「勇気づけトーク」
プッペトークを「残念トーク」
と呼んでいて100%悪いとはしていません。
なぜならプッペトークをしてしまっている人も
使う言葉はプッペでも心の中では
相手を応援していたり、相手の成功を願っているから。
想いはペップなのです。
僕がかつて子供にしていたのはプッペトークでしたが
心の中は子供に良くなってほしい
お前ならできるはずという想いでした。
僕なりに子供の事を思っての
「叱咤激励」や「愛のムチ」どした。
でもそれでは相手に届かなかったのです。
本当に相手に良くなってもらうため
「やりたい!」「やれる!」
という気持ちになってもらうために
この言葉がけが本当に相手にとって良いのか?
という視点は当時の僕には無かったのです。
これは子供を持つ親御さんだけでなく
部活などの指導者、部下を持つ上司
など指導的立場にある多くの人にも
同じようなケースがあるのではないでしょうか?
あなたがもしそのような立場なら
今の関わり方、言葉がけが
相手の「やりたい!」「やれる!」という
気持ちを引き出す言葉がけになっているのか?
考えてみるきっかけになれば嬉しいです。