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    「頑張れ!」がハラスメントになる?

     

     

    今日のテーマは

     

    【「頑張れ!」がハラスメントになる?】

     

    です。

     

     

    先日、唐沢寿明さん主演のハラスメントゲームというドラマを見ました。

     

    社内で起こる様々なハラスメント事案を唐沢さん演じる

    秋津コンプライアンス室長が解決していくという

    内容なのですがストーリーも面白く、ハラスメントの勉強にもなります。

    このドラマ中のあるシーンで秋津室長が

    かつて部下に「頑張れ!」と言った事が

    ハラスメントになる可能性があると今の部下に

    諌められるシーンがありました。

     

     

    「頑張れ」は人を励ます時に多く使われる言葉ではないでしょうか?

    あなたはいかがですか?

     

     

    僕は誰かを励ましたい時にはつい

    言ってしまいそうになります。

    しかしこの言葉、言われる側からしたら

    プレッシャーに感じられたり嫌な気持ちになる

    場合もあるという事です。

     

     

     

    本人はものすごく頑張っているつもりなのに

    「頑張れ」と言われると

     

    「こんなに頑張っているのにこれ以上頑張れない!」

     

    「私は頑張っているのに

    あなたには頑張っていないように見えてるの?」

     

     

    など、こちらにはそんな意図はないのに

    相手を追い詰める事や、

    相手からの反発を招く事になりかねません。

     

     

    ハラスメントではないですが、あるマラソンランナーから

    「ピークにしんどい時に沿道の人に頑張れ!って

    言われたらもう無理って言いたくなる。」

    と聞いた事があります。

     

    「じゃあどう言われたら嬉しい?」と聞いたら

    『いいぞ!」とか「その調子!」だと

    嬉しいと言っていました。

     

     

     

    このように本来の言葉の意味として相手を

    応援するものであっても、相手に嫌な思いを

    させてしまう事もあるのですね。

     

     

     

    先程のドラマの話に戻りますが第一話の終わりで

    秋津室長がある店長に

     

    「頑張れって言っていいですか?

    頑張れと言うのもハラスメントになるそうなので。」

     

    と聞くシーンがありました。

    その店長は目に涙を浮かべながらうなずくのですが

    この『頑張れ」は言われた側にとって

    とても嬉しいものでした。

     

    なぜなら秋津室長はその店長の頑張りや気持ちを

    よく理解していて、それが店長にも伝わっていたから。

    (このシーンの演技がとても素晴らしく

    見ていてウルッときました)

     

     

    つまり秋津室長と店長の間には信頼関係があったのです。

    だから「頑張れ」の一言が店長の心に凄く響いた。

     

    同じ言葉でも、例えそれが相手を応援する言葉であっても

    信頼関係の有る、無しで相手の受け止め方は変わってくるのですね。

     

     

    ペップトークでお伝えしている

    《相手の状況を受けとめて》

     

    相手が置かれている状況や

    相手の気持ちに寄り添って

    信頼関係をつくる

    その上で励ましの言葉を選ぶことの

    大切さを再確認しました。

     

     

     

    今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。