今日のテーマは
【部下がいう事をきいてくれません・・・】
です。
コロナウィルスに関連して
大変な思いをされている方が
たくさんいらっしゃると思います。
そのお一人お一人に心よりお見舞い申し上げます。
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あなたが上司だとして部下に
今月の営業目標を伝えた時に
「出来ません、無理です。」
と言われたら、あなたならどうしますか?
「バカヤロー、お前の意思を聞いてんじゃないんだ!」
「言われた通りにすればいいんだよ!」
「じゃあ君には期待しないよ。」
あなたが一生懸命であればあるほど
職務に忠実であればあるほど
こんな風に言ってしまいたくなるかもしれません。
いや、いっそ言ったらどれだけスッキリすることか・・
でも、ちょっと待って下さい。
その場はスッキリするかもしれませんが
そう言われた部下はどんな気持ちになるでしょうか?
「よし、頑張ろう!」という
気持ちになってくれるでしょうか?
あなたならそんな風に言われたらどうですか?
そこで思い出していただきたいのが
ペップトークです。
ペップトークではこのような場面でもまず
『受容』を大切にしています。
ここで言う受容とは
・相手が置かれている状況、立場
・その時の相手の精神状態、気持ち
などを受け入れることです。
具体的には
「出来ません、無理です。」と言った部下が
置かれている状況、立場や精神状態、気持ちを
受け入れる。
「そうか、できない、無理だと思っているんだね。」
と受容するところがスタートです。
そうされることで部下の中にある
ネガティブな感情を汲みとる効果があります。
さらに
「この上司は自分の事を理解しくれている
(理解しようとしてくれている)んだ。」
という気持ちになってくれて信頼関係を
築く(維持)できます。
そうなることでそこから先の話が進めやすくなるのです。
ここで注意していただきたいのは受容することと
相手の言動を肯定することは別だということ。
相手がそんな気持ちになっている事は事実として
受け入れますが、だからといってそれを
そのまま良しとする訳ではありません。
ですから受容し、ネガティブな感情を汲みとり
信頼関係を築き(維持し)、その上で
先の話に繋げていきます。
実際の場面では、例えば
「そうか、できない、無理だと思っているんだね。
そう言いたくなる気持ちわかるよ。
今この部署で君が一番大変な思いをしているもんな。
本当によく頑張ってくれているし
君の頑張りには感謝している。
ただ、ここでなんとか目標達成しておく事は
今期目標達成の為にも会社の未来のためにも
とても重要な局面だと思っているんだ。
君にはそれができる経験、実力があると
私は思っている。
君と一緒に未来を考えたいんだがどうだろう?」
このように言われたらどうでしょう?
「出来ません、無理です。」よりは
前向きで建設的な話に繋がっていくのでは
ないでしょうか?
部下の内発的なモチベーションの向上に繋がると
思いませんか?
ということで今日のテーマ、
部下がいう事をきいてくれないなどの
ネガティブな反応には『受容』から始める。
良かったら意識してみてくださいね。
さて、このようにビジネスの現場で使える
ペップトークのオンラインイベントが
6月20日(日)に開催されます。