相手を変えるために〇〇を語る

今日のテーマは

【相手を変えるために〇〇を語る】

です。

………………………………………………………………………

彼らに変わってほしい
もっとできるはずなのにどう言っても
変わってくれないあの人達・・・。


こんな時あなたならどうしますか？
「そんなことでは立派な〇〇になれないよ！」と脅す？

「△△を頑張ったらご褒美あげるから頑張って！」と
目の前にご褒美をぶら下げる？


人を変えるということは行動変容という言葉でも
表されますが、行動変容を促す手法として
上記のようないわゆるアメとムチの手法がおすすめできないことは
モチベーション3.0　ダニエル・ピンク著
第２章アメとムチが（たいてい）うまくいかない７つの理由
の中にも詳しく書かれています。
https://amzn.to/3GDt76U


では、どのようにすれば良いのか？
その方法の１つがペップトークです。
ペップトークには相手の本番直前にかけるショートスピーチ
「ゴールペップトーク」があります。
こちらはその本番で相手に持っている力を
充分に発揮してもらうための言葉がけなのですが、
これとは別にビジョンペップトークというものがあります。


ビジョンペップトークは
相手が感動し、夢や目標に向かう気持ちになり、
思考や行動の変化を起こす事を目的としています。


トークといことなのでもちろん「話す」のですが、
では、相手に思考や行動の変化を起こさせるような
話とはどのようなものなのでしょうか？
それは何かしらの「ストーリー」が含まれていること。


例えば

私は子どもの頃から自分に自信がなく
だから小学生の頃は虚勢を張って
ガキ大将のように振舞っていました。
ガキ大将といっても弱い自分を隠すためにものだったので
わがままで、人に優しくすることなど考えたこともありません。
多分、怖がられてはいたけど好かれはていなかったと思います。

ある日、母から
「明日は敬老の日だからこれを持っておばあちゃんにプレゼント
しておいで。」と果物を渡されました。
祖母の事は好きだったのですが、友達と遊ぶ事ができなくなり
少しがっかりした気持ちで自転車を漕いで祖母の元に向かいました。

企業の独身寮で寮母として働いていた祖母は仕事中でした。
寮の中にある祖母の部屋に果物を置き、仕事をしていた祖母に
そのことを伝えると祖母は手を止め僕のところまできて手をとって
「ありがとうね。おばあちゃんとっても嬉しいよ。
お前は本当に優しい子だね。」
としみじみとした口調で言ってくれました。

母から言われて届けただけの僕でしたが
祖母に「お前は優しい子だね。」と言われたことが
とても嬉しくて思い出しながら帰りの自転車を漕いでいました。


それからの僕は人に何かをしてあげるという行動が増えました。
手伝ってあげたり、優しくしたりすることで
人から喜んでもらえる。
その心地よさを祖母の一言から学んだのです。
気がついた時には人から頼りにされることや
「優しい人だね。」と言ってもらえる事が
増えていました。

言葉は人に影響を与えます。
それは相手の人生に影響するような
一言になるかもしれません。
あなたも良い影響を与える言葉を使っていきませんか？



このようなストーリーと共に、
良い言葉が相手に良い影響を与える
というメッセージを語ることで
自分も良い言葉がけをしてみようなどの
内発的な行動を促すきっかけになるのが
ビジョンペップトークなのです。


ビジョンペップトークはセルフ、ゴールペップトーク
を学んでいただいた後にご参加いただけるセミナーです。
あなたも人を感動させ、思考や行動の
変化を起こすような語りの技術を身に付けてみませんか？


今日も最後までお読み下さりありがとうございました。

☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★